モリンガという植物をご存知ですか?モリンガは、地球温暖化対策・脱炭素=グリーンカーボン事業でも注目を集めている『奇跡の木』と称される植物です。モリンガが吸収する二酸化炭素は、一般の植物の約20倍!杉の木の約50倍!人一人分のCO2排出量(年間約320Kg)をたった2本のモリンガで相殺できるとも言われています。すごいパワーですよね?!
古代インドの伝統医学である『アーユルヴェーダ』では、古くから民間療法として利用されてきました。近年では国連WFP(国際連合世界食糧計画)にも採用され、発展途上国の栄養改善にも貢献しているほど注目されているそうです。どんな栄養素、健康効果があるのか?気になりますよね?
今回は、私たち50代にも効果が期待できそうな不思議な『奇跡の木』モリンガの魅力をお届け致します。生活に上手に取り入れてアンチエイジング効果が得られたら嬉しいですね!

モリンガって?
モリンガは、原産国はインドでワサビノキ科の落葉小高木です。モリンガの果実、種・葉・花・根は全て食品として利用できます。
果実はピクルスにしたり、種は炒って食べることができ、ピーナッツに似ているそうです。根は香辛料として利用されます。
クレオパトラは、モリンガのお茶を飲んで、モリンガオイルを肌に塗って美しさを保持していたとも言われています。
モリンガの栄養素?
モリンガは『奇跡の木』と言われ、ミネラル・ビタミン類・アミノ酸など生物に必要な栄養素(90種類以上の栄養成分と319種類のアミノ酸・オメガ不飽和脂肪酸)のほとんどを含む高機能性のバランス食品と言われています。
- ミネラル類は、亜鉛・カリウム・リン・カルシウム・鉄分・マグネシウムなど。
- ビタミン類は、ビタミンA・B1・B2・C・Eなど。
- リジン・バリン・フェニルアラニン・ロイシンなどのアミノ酸やポリフェノール類・GABAなど。
WHO(世界保健機構)でもアフリカやアジアの途上国の子供達や母親に栄養補給のために摂取を推奨しているそうです。

こんな方におすすめです
- 便秘解消
- 美容・美肌効果
- 糖尿病・高血圧予防
- ダイエット・デトックス
- 免疫力アップ
- リラックス効果

モリンガの産地は、南アジア・東南アジア・アフリカ・南アメリカなどです。年間降水量が250ml以上の土地で育ち、生命力の強い植物です。
日本では沖縄をはじめ、鹿児島や熊本県など暖かな地方で栽培され、国産モリンガパウダー製品やサプリメントが増えています。
日本でも販売されているモリンガ製品で手に入れやすいものが、『ティーバッグ』にしたものや、モリンガの葉を粉末にしたもの『パウダー製品』です。お水やお湯で溶かしてお茶として楽しめます。牛乳やヨーグルト・スムージーなどに入れて利用が推奨されています。

選ぶならオーガニックを!
モリンガを選ぶ際に注意したいのが栽培方法。モリンガの持つ栄養素を丸ごと摂りたいけど栽培方法によっては化学肥料や農薬までも摂取してしまう心配もあります。農薬・化学肥料不使用はもちろんのこと、除草剤・合成防腐剤や、香料、着色料なども一切使用していないものを選びましょう。

無印良品の水出しモリンガ茶
そこでおすすめなのが、無印良品のモリンガ茶です。無印良品では、インド産のモリンガを使用し、水出しフレーバーティーを販売しています。レモンの爽やかな香りと、りんごの甘い香りを組み合わせたすっきりした味わいのお茶でした。水出しで、1パックを水筒に投入し、500mlのお水を注ぐと5時間後には美味しいモリンガ茶が出来上がっています。レモンとりんごの香りによりモリンガのクセが緩和され飲みやすいフレーバーティーでした。ぜひポットに入れて会社での水分補給に!或いは外出時の水分補給に取り入れて頂いて、この酷暑を乗り越えていただけたらと思います。



モリンガのデメリット
モリンガは、栄養価が高いことで知られていますが、過剰摂取や体質によってはデメリットも存在します。
- 消化器系の問題;多量に摂取すると胃痛・腹痛・下痢・便秘などの消化器症状の問題が起こり可能性があります。
- アレルギー反応;まれにアレルギー反応を起こす方がいます。
- 妊娠中の摂取制限;妊娠中や授乳中は胎児や赤ちゃんに影響を与える可能性があるため注意が必要です。医師にご確認ください。
- 血圧を下げる薬を服用されている方はお控えください。
- 鉄分を過剰に摂取すると、体調不良を引き起こす可能性があります。
- 人によっては苦味を感じる方がいます。
- モリンガパウダーは青汁や野菜が苦手な方には、独特な風味になれるまで時間がかかる場合があります。
地球温暖化対策に貢献!
モリンガが世界的に注目されるのは、栄養価の高さだけではありません。インドの研究グループによると、モリンガの木は1本で年間117kgの二酸化炭素(CO2)を吸収できることが判明したそうです。モリンガは成長が速く、他の植物よりも多くのCO2を使ってくれるので温暖化の防止に貢献できそうです。
モリンガの栽培が、沖縄・九州南部だけでなく日本全国で進むとSDGS(持続可能な開発目標)の目標の一つとして掲げられている『気候変動に具体的な対策』を寄与できそうですが、外来種であること、冬の寒さに弱い点が大きな課題と言えそうです。
これからも研究や技術開発が進み、『地球の温暖化対策へ』、『人々の健康の維持・促進に』貢献してくれるモリンガの動向を見守っていきたいと思います。
最後に
モリンガは、スーパーフードで、食事で不足しがちな栄養素の補充に便利な食品であることが分かりました。無印良品の水出しフレーバーティーはすっきりして飲みやすく、爽やかなので暑いこの夏の水分補給におすすめです。
モリンガの栄養素を丸ごと頂くために、今度はモリンガパウダーを使用してお料理に取り入れてみたいと思います。美味しく仕上がったらアップするのでご期待ください🌷

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引用;藤野毅(埼玉大学理工学研究科);環境問題解決のため環境をつくろう!
モリンガファーム さんご園芸https://moringafarm.buyshop.jp/categories/1824523
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