フェムケアって知ってる?[50代更年期を快適に過ごすための]フェムケアオイルの作り方!

『心や体が揺らぐ更年期この時期をどう過ごすか』が この先の人生の生活の質(QOL)に大きく関わってくると言われています。更年期〜閉経の前後10年間のゆらぎの時期を少しでも快適に過ごすために、『フェムケア』についてお伝えしようと思います。『知ってるよ!』という方は、興味があるところだけでも読んでいただけると嬉しいです。

更年期について詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

目次

このような症状が出たらまずは婦人科へ!かかりつけ医を見つけましょう!

更年期は月経が不順になって、体調やメンタル面の不調が続く時期。『なんとなく今までと違う?』『寝ても疲れが取れない』『疲れたのに寝付けない』『鬱々して気分が晴れない』などと感じ始めた時 婦人科を受診することをお勧めします。

婦人科では、採血をして女性ホルモンの数値を測定しますが、必ずしもホルモン値にはっきりと現れないこともあります。『なかなか疲れが取れない、仕事が終わって帰宅するとだるくて動けない。眠りの質が悪くなった。動悸がする。のぼせる。手足が冷える』などの症状が出たら、我慢せずに気軽に相談されたらいいと思います。

『手足のこわばり、腰痛』が出現し整形外科を受診し、レントゲン検査・リウマチ・膠原病の検査も問題なし。鎮痛剤と筋弛緩薬の内服で様子を見ていましたが改善されず、婦人科を受診しました。

その頃には更に 『頭痛・動悸・吐き気・下半身の冷え・のぼせ』など色々な不快症状に悩み漢方薬をいろいろ内服しましたが改善されず。女性ホルモンと甲状腺の検査をし、最終的には漢方薬➕ホルモン補充療法(HRT)が始まりました。

ホルモン補充療法(HRT)とは?

世界的にみると、更年期障害の治療法のスタンダードはホルモン補充療法(HRT)が第一選択で、更年期の4〜5割の方が選択している国もあります。しかし、日本ではネガティブなイメージを抱く方がまだまだ多くて、10数パーセントと少しハードルが高い治療法かもしれません。

HRTは、保険適用で、閉経前後に始めるのが一般的です。お薬は飲み薬・貼り薬・塗り薬の3タイプありますが、肝臓に負担のかからない塗り薬を選択しました。ジェル状のお薬で、毎日両腕に塗布します。アルコールが基材なのですが、特にトラブルなく過ごしています。薬を塗布しても、日焼け止めもつけることは可能なので夏でも安心して使えます。

不調の原因は更年期が原因か?何か他の病気が隠れているのか?先ずは検査を受けることが前提です。HRTを使ってみたら一瞬にして不快な症状がなくなるか?と聞かれたら、そうでもないのですが・・・不快な症状が軽減されるので使って良かったとは思います。それに合わせて、毎年乳がん検診は忘れずに受けています。

女性ホルモンには体の色々な働きを調整する役割があります!

そもそも、女性ホルモンとはどんな働きがあるのでしょうか?

ホルモンは、身体のいろいろな働きを調整する重要な物質で、骨や筋肉の成長、エネルギーの代謝、血圧や食欲、食べ物の消化などホルモンの影響を受けています。たくさんの種類があるホルモンの中で女性の卵巣で作られるのが女性ホルモンで、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。

*エステロゲンとは*

  • 子宮内膜を厚くして妊娠に備えます。
  • 女性らしいカラダをつくります(乳房の発育や丸みのあるカラダ)
  • コラーゲン産生を促し美肌をつくります。
  • 血管・骨・関節・脳などを健康に保ちます

*プロゲステロンとは*

  • エストロゲンによって厚くなった子宮内膜を柔らかくし、妊娠しやすい状態にします。
  • 水分や栄養素を溜め込み、妊娠が成立したら妊娠を継続します。
  • 体温を上げる働きがあります
  • 食欲を増やす働きがあります。

漢方薬の効果は?

漢方薬はどんな効果があるのでしょうか?

漢方薬の得意分野は、”イライラ・鬱々・不眠・めまい・頭痛・冷え・睡眠障害など幅広く日本人の体質にあった処方がたくさんあります。HRTと併用も可能です。

今まで内服した漢方薬

・ツムラ桂枝茯苓丸(下腹部痛・肩こり・頭痛・めまい・のぼせ・足の冷え)  

・ツムラ加味逍遙散(冷え・月経不順・更年期障害)

・ツムラ人参湯(体質虚弱の人、或いは体力低下した人)

・ツムラ人参栄養湯(病後の体力低下・疲労倦怠・食欲不振・寝汗・手足の冷え・貧血)

・ツムラ半夏厚朴湯(気分がふさいで咽頭・食道部に違和感があり、動悸・めまい・吐き気)

・ツムラ桃核蒸気等(頭痛・めまい・肩こり・精神不安・腰痛・便秘・月経不順)

・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(しもやけ・頭痛・下腹部痛・腰痛)

・ツムラ温清飲(のぼせ・月経不順・更年期障害)

・ツムラ抑肝散加陳皮半夏(不眠・神経症)

・ツムラ黄連解毒湯(不眠・めまい・動悸・血の道症)

・ツムラ五積散(更年期障害・腰痛・関節痛・頭痛・冷え症)

・ツムラ柴胡加竜骨牡蛎湯(心悸亢進・不眠・いらだち)

・ツムラ真武湯(新陳代謝の沈衰しているもの)

ツムラ女神散(のぼせ・めまい・血の道症)

・ツムラ桂枝加朮附湯(関節痛・神経痛)

その時の症状に応じて先生が調整してくれた漢方薬です。ピタリと不快な症状が無くならなくても、改善された症状もあり今も女神散と真武湯を飲んでいます。冷えの改善をし、体調を穏やかに保つそうです。

*閉経以降も健やかに過ごすために、揺らぎと上手に向き合っていかなければいけないですね。一生を通じて健康チェックや病気の対策はした方がいいので、信頼できるかかりつけ医が見つけられると良いですね!

フェムケア・フェムテックとは?女性が職場で最大限の力を発揮するため、企業がテクノロジーを使用してサポート!

フェムケア、フェムテックという言葉を耳にしたことはありますか?フェムテックFemtechとは Female(女性)Technology(テクノロジー)を掛け合わせた言葉だそうです。女性の社会進出、テクノロジーの進化・SNSの普及によりフェムテックが注目されるようになりました。女性が職場で最大限の力を発揮するためには PMS(月経前症候群)などの女性特有の健康課題に関する悩みの解決が必須ということで企業がサポートを始めました。

*日本の企業での取り組み*

  • 丸紅・メトロ・小田急など、福利厚生として導入する企業が急増、産業医との連携で妊活の勧めや病院選びの相談・卵子凍結サービスの優待価格で提供など。
  • 神奈川県横須賀市などの自治体がフェムテック企業と連携して 働く女性や妊娠期・子育て期の女性をサポート。
  • ユニクロやスタートアップ企業の増加により、吸収性生理ショーツの開発や卵子の年齢を測定する検査・妊活コンシェルジュサービスなど、女性の健康課題をサポートする製品・サービスが拡大しています。

2級・1級がありますので、次回は2級を受験してみたいと思っています。

お悩み解決

  • PMSで気分の浮き沈みが激しい
  • 生理周期・排卵日を管理したい
  • 更年期のほてり・イライラが辛い
  • 生理中だけどなかなか生理用品を交換するタイミングが取れない
  • 妊娠期のむくみや冷えをなんとかしたい
  • デリケートゾーンが乾燥する
  • 乳がん・子宮がんの検査に忙しくて病院へ行けない
  • 産後の不安を誰かに相談したい
  • 妊娠しやすい体づくりをしたい

フェムテックの商品サービス例

1・生理・月経

生理関連製品;月経吸収ショーツ(30〜125ml)オーガニックコットンナプキン・布ナプキン・月経カップ・月経管理アプリサービス。PMS緩和など

2・妊娠期・産後

妊娠期ケア・悪阻緩和・産褥期/授乳期ケア・搾乳機など

3・妊活・妊よう性

妊活サポートアプリサービス・不妊治療、精子凍結サービス・妊よう性検査・婦人科検索アプリサービス

4・プレ更年期・更年期

更年期ケアアプリサービス・更年期ケア商品

1・ケーゲルベル(一般医療機器);尿漏れ予防・改善

2・エルビトレーナー(スマホアプリと連動)1回5分スマホの指示に従ってトレーニング

3・じぇじゅ-AMIケーゲルボール1日30分〜1時間日常生活をしながらトレーニング

5・その他

ケア製品・健康相談アプリサービス・ホルモン検査・各種検査サービス・骨盤底筋トレーニング・カウンセリング・研修サービス

フェムケアオイル作成

フェムケアのジェルやクリームは市販されています。ネットで購入もできるのでそちらをお使いになっても良いと思いますが、自分の好きな香りでフェムケアイルを作ることもできるので、そちらがお勧めです。

今回はdoTERRA(ドテラ社)のエッセンシャルオイルを使用したフェムケアオイルを作成しました。

*材料*
ココナッツオイル・フランキンセンス・アーボビデ・コパイバがベースになります。
これに自分の好きなエッセンシャルオイルを加えます。
今回はイランイラン・ラベンダー・ゼラニウム・レモングラス・ローマンカモミール・ブルータンジーで作成。

ドテラ社のエッセンシャルオイルは食品の括りなので、安全で 直接肌につけることもできますし、飲むこともできます。スポイトが付いているのですが、使用量は1スポイト全量です。オイルなのにベタつき無く、スーツと浸透するので不思議です。

MEGUMIさんも『キレイはこれでつくれます』の中で『フェムケア』『フェムテック』にも触れていていました。

脱毛から、フェミニンソープの活用、オイルでしっかり保湿と実生活でも気をつけている様です。みなさんにもあまり馴染みがない『フェムケア』ですが、快適な更年期、老後の為にもケアすることをお勧めいたします。

MEGUMI著

キレイはこれでつくれます

GMS症状とは?

最近ではクリニックでも デリケートゾーンのトラブル 子宮脱や尿もれに悩まれている方が増えていて、避けては通れない道に思います。

GSM(閉経関連尿路生殖器症候群)とは、閉経後のホルモン低下に伴う、外陰部・膣の萎縮変化 及びそれに伴う身体症状(膣の乾燥感・かゆみ・灼熱感・嫌な匂いのおりもの・性交関連症状として性交時の痛み・潤いの不足、排尿に関してトイレが近い・夜中に何度もトイレに行きたくて起きる・尿漏れ)などが挙げられます。

それらを少しでも改善して、快適に過ごしたいものです。骨盤底筋群の運動が大切です!

GMS症状に対しての対策

膣の状態を良くするにはマッサージや医療面でのサポート・レーザー治療やハイフなどの活用などざまざまな選択肢があり、骨盤底筋の状態をチェックできるような機器もあります。適切なトレーニングを行えばGSM症状は8〜9割改善すると言われています。我慢せずに婦人科・女性泌尿器科又はかかりつけ医にご相談ください!

  • マッサージ・全身のストレッチ・保湿ケア
  • 性交痛には潤滑剤の利用
  • エストロゲンの膣剤
  • レーザー治療
  • 骨盤底筋のトレーニング
  • 超音波

最後に 〜Femtech Tokyo 2024.10.17~19〜お知らせ

東京ビッグサイト(東展示棟7・8ホール)で、Femtech Tokyoが2024.10/17~10/19 開催されます。様々なフェムテック・フェムケア製品を体験できるので是非興味のある方は参加してください!

最後になりますが、早期発見・早期治療です!婦人科検診・子宮がん検診は毎年受診しましょう!

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<引用文献>

・日本フェムテック協会https://j-femtech.com

・厚生労働省『今働く女性が求めている健康支援策とは』https://www.mhlw.go.jp/index.html

・経済産業省『フェムテックを活用した働く女性の就業継続支援』https://www.meti.go.jp/

・KANKODO産科婦人科疾患病態・治療13

・KANKODO母性看護学1概論・ライフサイクル生涯を通じた性と生殖の健康を支える

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この記事を書いた人

hanako^^のアバター hanako^^ 看護師

初めまして、1971/山羊座・ISTP-Aの hanako^^です。セカンドライフを楽しむをコンセプトに、いつまでも健康で、できる限り美しく、豊かな人生が送れるようなお役立ち情報が発信できたらと思っています。温泉・旅行・コーヒーにスイーツ・美容が好きな看護師です。いろいろなジャンルの方と繋がって豊かな人生が送れればと思っております。仲良くしていただけたら嬉し
いです🌷

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