『60代になったら、パリを起点にヨーロッパを周遊したい!』
そんな目標を叶えるため、一年前から株式投資を始めました。
トランプ関税や緊迫する中東情勢など、相場が大きく動く局面もありましたが、そこそこうまく立ち回ることができて、利益が得られていました。
『株って楽しい!私、株式投資向いてるかも!』と調子に乗っていました。
ところが、そんな私を待っていたのが突然の大暴落。スマホを開くたびに含み損が増えていき・・・
ついには含み損➖420万円😱
まさか、ここまで下がるとは?さすがにこの数字を見た時には固まりました😨。
その後株価は大きく戻して、含み損が50万円台まで減った時期もあり『やった〜戻ってきた〜〜〜!』と喜んだのも束の間。再び下落し、この記事を書いている現在の含み損が➖181万円。まだ全然終わっていません💦
今回の暴落を経験して、株価が上がった、下がっただけではなく、SQ、決算後の利益確定売り、海外市場、機関投資家の空売り、出来高など・・・今まで気にしていなかった事を調べるようになりました。そして何より反省したのが、
『なぜその株を買うのか』『いくらで損切りするのか?』という自分の基準を持っていなかったこと。
この記事では、含み損が➖420万円まで膨らんだ株式投資初心者の私が、何を買い、どこで判断をまちがえ、そして何を考えているのか?大失敗を含めて、リアルを振り返った事をまとめてみました。

あの時何が起きていたのか?
『毎月第2金曜日はSQ。そこは気をつけよう!』
株の勉強をする中でSQを知り、私はその前には利益確定をしようと思っていました。だから、7月1日は『まだ、大丈夫!週末に利確したらいい・・・』そう思っていました。
ところが相場はSQを待たず、半導体関連株がどんどん下がり始めました。
『え??まだSQまで1週間もあるのに・・・』スマホを見るたびに緑の額が増えていく・・・。
『なんでこんなに下がるんだ?』『一時の調整でしょう?』
と思いながら、必死になって理由を調べ始めました。

韓国市場の下落が日本株にも波及していた
韓国では、信用取引などを利用して株を買う個人投資家が多く、株価の急落によって追証や強制的な売却が発生していると報じられていました。
当時はKOSPIの下落と重なるように、日本の半導体・AI関連株も売られる場面がありました。
私はそんな市場のつながりまで理解しておらず、『業績が悪いわけでもないのに、どうしてこんなに下がるんだろう?』と思いながら株価を見ていました。
株価が下がると『強制的な売り』が増える
信用取引は、株価が上がっている間は自己資金以上の大きな利益を狙えます。でも怖いのは株価が下がった時です。
株価が急落すると、証券会社から追加の保証金を求めらたり、それを用意できなければ保有株を強制的に売却されたりすることもあるそうです。
株価が下がる
→含み損が増える
→追証が発生
→お金を追加できない人の株が強制的に売られる
→売りが増えてさらに株価が下がる
→また別の人にも追証
という連鎖が起こりました。
当時の私は、株価はその会社の業績や将来性だけで動くものだと思っていました。けれど今回、信用取引の需給や海外市場の動きによって、業績とは関係なく大きく売られることもあると知りました。
『投資で少しでも資産を増やして、これからの生活を豊かにしたい。』
その気持ちは、私にもよく分かります。私自身、今回最大で約420万の含み損を抱えました。それでも保有を続けられたのは、『借りたお金で投資したのではなく、現物取引だったからです。
もし私も『もっと利益を出したい』とレバレッジをかけていたら・・・・?
今回の下落を経験して、現物取引だったから『売らずに持つ』という選択肢が残されていたことの大きさを、改めて感じました。

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そして私の含み損は-420万へ
海外市場の動きや信用取引による売りについて調べている間にも、私の保有株はどんどん下がっていきました。
『さすがにそろそろ戻るでしょう?』
そう思っているうちに含み損は100万→200万→300万・・・あれよあれよと面白いように増えていき、ついには424万円に。
スマホに表示された数字を見た時には、流石に固まりました。でも、私は売りませんでした。
なぜなら、持っていた株の多くは業績が悪化したわけではなく、これからもっと成長すると期待して買った銘柄だったからです。
10%下がった時には、
『ここで売ったら、その直後に戻るかもしれない』
20%下げた時には、
『一時的な下落なら、持っていればいつか戻るかもしれない』
そんな気持ちが強く、損切りする決断ができませんでした。
今振り返ると、私は
『この会社を長期で持つ』と決めていたわけでも、『何%下げたら損切りする』
と決めていたわけではありませんでした。

『持っていれば戻る』と考えた理由
ただ、何の根拠もなく『いつか戻る』と思っていたわけではありません。
株の勉強をする中で読んだナスダッ子さんの本に、
『ファンダメンタルズの良い会社は、大きく下落してもその後株価を戻すことがある』
という考え方がありました。もちろん、本に書いてあるから絶対に戻ると信じていたわけではありません。、むしろ私は、
『本当にそうなのか?今回、自分でも検証してみよう』
という気持ちで保有を続けていました。
そしてもうひとつ損切りを急がなかった理由があります。それまでの株式投資で約400万円の利益が出ていたことです。
含み損が100万円、200万円と増えても『まだ今までの利益があるから大丈夫』という心の余裕が、どこかにありました。
ところが、含み損はさらに増え、ついにはそれまで積み上げてきた利益とほぼ同じ金額に。そこで初めて、
『ファンダが良ければ戻る可能性がある』と『どこまでも持ち続ける』は同じではないかもしれない。
そう考えるようになりました。

2ヶ月持ち続けて、やっと分かった『早めの損切り』の意味
『ファンダメンタルズがいい会社なら、いつかは戻るかもしれない』
そう考えて、私は長期保有するつもりで株を持ち続けました。
ところが、あれから2ヶ月余り。
少し上がれば『やった〜〜!戻ってきた』と嬉しくなりますが、下げたら落胆する。
『いつになったら戻るんだろう?』
『このお金があったら・・・』
そんな事を毎日のように繰り返しているうちに、最近ちょっと疲れてきた気がします。

お金の余裕と、気持ちの余裕は比例していた
含み損を抱えて2ヶ月余り。株価が少し上がれば嬉しくなり、また下がれが落ち込む。そんな風に一喜一憂することにも、だんだん疲れてきました。
そして今回、もう一つ気づいたことがあります。私にとって、
『お金の余裕と気持ちの余裕は比例していた』ということです。

株にお金を入れすぎて、自由に使える現金が少なくなると、大好きな温泉にも気軽に行けなくなります。好きな美容にもお金が使えない。
もちろん、生活に必要なお金まで投資したわけではありませんが、好きなことにお金を使う気持ちになれなくなっていました。
『何のためにお金を増やしたかったんだろう?』
将来やりたいことを叶えたり、今の暮らしを少し豊かにするために始めたはずの投資なのに、
『ちっとも楽しくない。』『幸せじゃない。』『ワクワクしない。』
毎日の楽しみまで我慢するようになっていました。そして最近は、株を見ることにも疲れ、何をするにもやる気が起きなくなりました。
含み損➖420万円。私にとって本当に大きかったのは、数字以上に気持ちのダメージでした。
損切りはもったいないと思っていた
これまで私は、損切りすることを『損を確定させること』=『もったいないこと』だと思っていました。
業績が悪いわけではないし、待っていればいつかは戻るかもしれない。
『今が底値かもしれない』
『ここで売ったら、明日上がって後悔するかもしれない』
そう思うと、なかなか損切りすることができませんでした。でも、含み損を抱えたまま2ヶ月ほど過ごしてみて、ようやく先人たちが
『損切りは早めにしたほうがいい』
という意味が少し分かった気がします。
『損切りするのは、ただ損失を確定するだけでない。』
『自分のお金と気持ちを、次に動ける状態に戻すためでもある。』
もし10%下がったところで一度損切りしていたら、その後も強いと思えば買い戻すこともできたはずです。今になって思えば、『損切り=その会社を諦めること」ではなかったんですよね。いったん資金を現金に戻して、もう一度買うかどうかを考え直すこともできたはずです。
もちろん、損切りしたところが底値になって、そのまま上がってしまうこともあります。それでも今回の経験で、損切りしないことにも
『資金が動かせない』
『気持ちが相場に縛られる』
というコストがあることを痛感しました。
含み損➖420万で気づいた、私の銘柄選びの基準
今回の失敗を振り返ってみると、私は普段なんとなく銘柄を選んでいるわけではありませんでした。
業績や将来性を調べて、『この会社はこれから成長しそう』『この技術は将来必要になる』と自分なりに納得した会社を選んでいます。
だから、一度利確して手放しても、その会社への期待が変わらなければ、また買いたいと思います。

ところが、大きな含み損を抱えた太陽誘電は違いました。
村田製作所を利確した後、『短期間で利益を出せるかもしれない』という気持ちから買った銘柄でした。もちろん太陽誘電の業績や技術力は悪くありません。
問題だったのは、私自身が『この会社を持ちたい』『応援したい』と思って買ったわけではなかったこと。
そして短期のつもりで買ったのに株価が下がると『ファンダメンタルズは悪くないから、いつか戻るはず』といつの間にか長期保有へと理由を変えてしまいました。
今回の経験から、これから株を買う前に自分に一つ質問しようと思います。
『株価が下がって一度手放したとしても、また買いたいと思える会社ですか?』
答えが『YES』なら、自分がその会社の将来に期待しているということ。利確しても、損切りしても、また買えばいい!
『世界一周』という目標を達成するためにも、『早く儲けたい』ではなく、自分が成長を信じられる会社を選んで投資していきたいと思います。
最後に|それでも私は株式投資を続けたい

今回、含み損が➖420万まで膨らんで、お金以上に気持ちが削られる経験をしました。
それでも、私は株式投資をやめたいとは思いません。
株を始めてから企業のことを調べたり、世界で何が起きているのかをみるようになりました。そして、
『いつかヨーロッパをゆっくり旅したい』『自分のためにもお金を増やしたい』という目標もできました。
だから次は、人の言葉に流されるのではなく、買う理由、売る理由、損切りする基準を自分で決める。
お金を増やすための投資で、毎日の楽しみまで失わない。
今回の➖420万円は痛い授業料でしたが、この経験もいつか『あの時があったから』と笑えるように、これからも株式投資を続けていきたいと思います🌷
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