『金継ぎ』は、日本の伝統的な工芸技術で、安土桃山時代から江戸初期にかけて『茶の湯』の時代に発展しました。器の割れたものや 欠けたものの形をそのまま生かして修繕します。割れた器を新しい作品に作り上げ、器を楽しみ続ける=『ものを大切にする』まさにSDGs サスティナブルに楽しむですね!
金継ぎとは?
金継ぎは、割れたりかけたりした陶磁器を漆と金属の粉(金、銀、プラチナ)で修復し、傷を美しいデザインとして生かす日本の伝統技法です。壊れたものを捨てずに、新たに美しさを見出す〜それが金継ぎの魅力です。
金継ぎの食器は見たことはありましたが、まさか自分の手でできる日が来るなんて思ってもいませんでした。きっかけは、お気に入りのORIGAMIが割れてしまったと呟いた折に、Xのフォローワーさんからオススメして頂きました。初めてのぞいた世界はワクワクしますね。
- エポキシ樹脂 25ml
- マイカ粉 20g
- 小皿 2枚
- 簡易面相筆
- 簡易平筆
- 手袋 2枚
- 木棒 5本
- 取扱説明書
簡単金継ぎセット 楽天市場で3980円

こちらが金継ぎの基本的な道具です。通常は、天然の漆を使用しますが、過敏反応が起きやすく取り扱いが困難です。なので、こちらのキットは、初心者でも安心して使用できる様にエポキシ樹脂を使用しています。
エポキシ樹脂

マイカ粉

製作手順

まず、修復する器の準備。壊れた部分を作業台に並べ、破片がきちんと合うように、汚れを拭き取り乾燥させておきます。

エポキシ接着剤を少量ずつ同量とり、口を拭いて密閉します。金粉を少し加え木棒で均一に混ぜる。
*エポキシ樹脂はすぐに硬化するため、少量ずつ使い混ぜたら4分以内に作業を進めます

木棒で接着剤を破片の端に塗り、慎重に押し合わせて固定します。一つずつ丁寧に作業を進めましょう。最初のピーズが乾いたら次の部分も同じように接着剤と金粉を混ぜながら修復を続けます。

全ての破片を接着したら、24時間乾燥させます。乾いた後に細筆で金粉を接着部分に塗るとより美しく仕上がります。


初めての金継ぎをしてみて

初めての金継ぎの感想は?というと、あっという間に終わってしまった。もう少し、制作に時間をかけて作り上げたかった というのが正直な気持ちです。
ぱっかり半分に割れたので、パーツが2個。2箇所をまっすぐに繕うだけにとらわれてしまいました。また、4分で乾いちゃうので早く塗らなきゃ!と焦りもあり、なぞるだけになってしまいました。もう少しデザインを考えてから始めたら良かったなと反省。エアコンで乾燥しているせいもあるのか?あっという間に固まってしまうので、作業はしっかりと段取りして、頭の中でデザインも考えてから開始することをオススメします。
しかし、初めての体験、久しぶりの制作活動はワクワクしましたね〜。『初めての金継ぎ体験』新しいことにチャレンジするワクワク感は平穏な日々を楽しく豊かにしてくれると思いますので、オススメですよ!欠けてる食器がないか?探そうと思います。

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