『シミ・シワのないキレイなお肌』永遠の憧れですよね?50代になると、若い頃には気にならなかったシミが目立つようになり、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?『もう歳だから仕方ない』と諦めるのはまだ早いです!シミは薄くできます!みなさまも透明感のある肌を手に入れてみませんか?
この記事では。50代のシミの原因から対策、美容医療まで詳しく解説いたしますね。最後まで読んでいただけると幸いです。

シミとは?
シミは主に表皮に生じるメラニンが増えることによる色素病変です。美しい肌には『色むらがなく、凹凸がないこと』が必要です。色むらがない均一な色の肌は、色の明るさによらず『美しい』と人は感じます。色むらは茶色(メラニン)と赤色(ヘモグロビン)によるものです。

メラニンのはたらきは?
メラニンと聞くと『大敵』と思いがちですが、メラニンにも重要な役割があるみたいです。詳しく解説していきますね!
- 紫外線から皮膚を守る
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紫外線によって細胞のDNAは傷つけられ、ガン化の原因になりますが、皮膚の基底層にあるメラノサイトは表皮細胞のDNAを紫外線から守る役割を果たしています。紫外線を浴びるとメラノサイトはメラニンを産生し表皮細胞に渡します。そのメラニンが表皮細胞の核の上方に移動して帽子のようにDNAを守っています。メラニンによる色素病変はメラノサイト(色素細胞)で産生されるメラニンの増加によってもたらされます。
- メラニンの影響とシミの現れ
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正常な皮膚の状態では、紫外線によって産生されたメラニンは次第に分解されターンオーバーに従って排出され元の皮膚の色に戻ります一方、老化や紫外線による真皮・表皮の障害、炎症などによって部分的に過剰にメラニンを作り過ぎてしまう箇所があるとその部分が周囲の正常部より色が濃くなりシミとなって現れます。
ケミカルピーリングとI P L

ケミカルピーリングは古い角質をピール(剥離)する施術です。ターンオーバーを促進し、コラーゲン産生・エラスチンを増やし、ハリを出す保水機能を回復させる抗脂腺作用があります。グリコール酸やサルチル酸が主に使用されます。表皮と真皮浅層のリモデリングによりキメを回復し、小じわ・ニキビ・ニキビ跡に効果があります。アトピー性皮膚炎や乾燥がひどい方は注意が必要です。ピーリングの薬液によってはピリピリしたり、チクチクした刺激を感じる方もいます。
メラニンによる色素病変
- 老人性色素斑(表皮病変)
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いわゆるシミです。老化や紫外線刺激により表皮細胞とメラノサイトの異常な増殖が起こり生じます。増えたメラノサイトは過剰にメラニンを産生し続け、消化不良・ターンオーバー低下により正常に排出されず貯留してしまいます。老人性色素沈着は肝斑やADM(後天性真皮メラノサイトーシス)と混在していることがよくあります。触ってざらつきがあれば老人性色素沈着か脂漏性角化症です。
- 肝斑(表皮病変)
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30〜40代の女性に多く、左右対称に頬骨突出部に地図状に広がる淡褐色の色素斑を肝斑と言います。(下眼瞼を裂けて生じます)夏に増悪し、冬に軽快し70歳以降は自然と消退していきます。表皮・真皮がダメージを受けサイトカインを放出し、メラノサイトを異常に活性化させます。角層のバリア機能が落ちて、毛細血管の造成も見られ、やや赤みがかって見えることもあります。
- 雀卵斑[そばかす](表皮病変)
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遺伝性の疾患で家族内発生が多く、小学生頃から発症し、数ミリ大までの細かい点状茶褐色斑が両頬から鼻にかけて多数分布し、思春期に最も著明になります。メラノサイトの数は増えておらず機能が更新している状態です。レーザーによく反応しますが、紫外線にあたると再発もします。
- 後天性真皮メラノサイトーシス[ADM](真皮病変)
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20歳から発症することが多い点が特徴。そばかすより遅く、老人性色素斑や肝斑より早い発症となります。頬骨部〜全顔側面、鼻翼にかけて3〜5m m大の類円形の灰褐色色素斑が多発し、徐々に色が濃くなります。

メラニンの色素病変の治療
- 老人性色素斑
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レーザースポット照射、IPL(光)、炭酸ガスレーザー、YAGレーザー、など使い分けます。
- 肝斑
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トラネキサム酸の内服により、過敏になったメラノサイトの鎮静化を図ります。摩擦しないスキンケアや紫外線を避けるなどの日々の管理が大事になります。ビタミンCやビタミンEの内服も併せて行い喫煙をさけ、ピルの内服を中止、トラネキサム酸のエレクトロポレーションやレーザートーニングも効果的です。
- 雀卵斑(そばかす)
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レーザースポット照射、IPL
- ADM
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レーザースポット照射*IPL,ハイドロキノンやトレチノインは無効*

ヘモグロビンによる色素病変=赤ら顔
皮膚の赤みは、血中のヘモグロビンの色です。つまり、血管の増加、拡張により赤ら顔が起こります。赤みを引き起こす原因として、酒さ・ニキビ跡の赤み・合わないスキンケアなどがあります。
IPL・ジェネシス
治療法としては、色素レーザー、ロングパルスYAGレーザー(ジェネシス)IPL、保険適応の外用薬もあり丘疹はかなり改善しますが、血管拡張による赤みは保険診療内では難しく自費治療を併用していくことが多いです。

色素病変 赤み治療の基本
- スキンケア
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摩擦は色素沈着を起こします。どの色素病変であっても『擦らないスキンケア』が大事です。
- 色素病変治療における経過観察
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毎回施術時に写真を撮影することにより経過観察ができます。
- 治療前の注意点
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施術前には必ず洗顔をしていただきます。メイクが残っていても問題ですが、乾燥肌で粉がふいた状態だとレーザー照射時の火傷のリスクが高まるので注意が必要です。

治療の実際
- レーザースポット照射;ルビー692nm、アレキサンドライト755nm KTP532nm
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適応疾患;老人性色素斑、そばかす、ADM
*眼球にあたると失明するので必ずアイガードをします。照射直後は赤黒く変化し、その後は色が取れて一旦少し白くなることもあります。痂皮ができた場合は無理に剥がさないよう自然に脱落するのを待ってください。1回の照射で完全に除去できる場合もありますが、数回照射は必要な場合もあります。
- IPL;515〜1200nm(光治療)
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適応疾患;老人性色素斑、そばかす、赤み(酒さ・PIE)
*スポットレーザーに比べると異常な表皮細胞を破壊するほどの力はなく、数年後の再発は多い傾向にあります。ダウンタイムが取れない方にはおすすめです。全顔に照射し、濃いシミには重ねて照射する場合もあります。肝斑を悪化させることがあるので注意が必要です。(10〜20%)また、薄いシミにも反応が悪いことがあります。
- レーザートーニング;ナノ秒レーザーやピコ秒レーザーを低出力で顔全体に照射する方法です
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適応疾患;くすみ、肝斑、PIH、真皮のrejuvination(若返り・活性化)
*2〜4週間の間隔で、5〜10回程度行います。回数を重ねることで効果を発揮します。ダウンタイムが無いことが多いですが、紅斑が出たらステロイドの軟膏や冷罨法による対処が必要です
- 色素レーザー(ダイレーザー)595nm
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適応疾患;赤ら顔・毛細血管拡張・PIE
*ヘモグロビンに吸収され、血管壁を加熱し血管の収縮と破壊が起こります。血管の破壊により紫斑が出ることがありますが、2週間ほどでなくなります。日焼けや摩擦に注意しましょう!
- ロングパルスYAGレーザー(ジェネシス)
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適応疾患;赤ら顔・ニキビ跡・毛穴など
*ヘモグロビンを加熱し、血管の収縮・破壊を促します。照射後日焼けに注意し日焼け止めは積極的に使用しましょう
- ハイドロキノン(軟膏・化粧品)
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適応疾患;老人性色素斑、そばかす、肝斑、PIH
チロキシナーゼ(メラニン合成を促す酵素)の活性を阻害しメラニンの生成を抑制する外用薬です。表皮のメラニン沈着によるもの全般に使用可能。レーザー後のPIH、老人性色素斑・そばかす・肝斑に有効ですがADMには無効です。ハイドロキノンは他のざ瘡治療薬と組み合わせて使用されます。ベビオ・デュアック、ゼビアックスは混合で変色するため、重ね塗りは避けましょう。ターンオーバーを促すトレチノインやレチノールとの併用は可です。
- トレチノイン(軟膏・化粧品)
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適応疾患;シミ・肝斑・小じわ・ニキビ・レーザー後のPIH
*ビタミンA誘導体であるレチノイドの一種です。ターンオーバーを促進し、表皮をコンパクトにする作用と、コラーゲン生成を増加させ、ハリを出しシワを浅くする作用があります。ピーリングに似た作用があります。
色素病変に対してはハイドロキノンとの併用が有効です。鱗屑・紅斑・掻痒感などを伴います。3ヶ月使用し、レチノールに切り替えることもあります。肝斑の場合急に中断すると色素斑の再発が見られることがあります。
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最後に
シミ治療についておさらいしてきましたが、不明な点は解決できたでしょうか?
詳しくはこちらの記事もご覧いただけたらと思います。

50代のシミ治療はエンドレスです。なので、紫外線を避け、擦らないスキンケアを日々根気よく続けていくことが大切になります。それプラス美容医療を続けていくことで、透明感のある綺麗なお肌が手に入ると思います。シミ治療はたるみ治療よりは効果が期待できると思うので、ご自身ができることから始めてみてはいかがですか?
引用文献;美容看護師ファーストブック 監修;朝日林太郎

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