５０代でも諦めない！シワ・凹みでお悩みの方へ若々しい肌を取り戻す方法[肌育注射]レビュー

毎日娘たちの顔を見るたびにため息が漏れてしまいます。

５０代女性の肌悩みは多岐に渡りますが、ランキングを検索してみると以下のような結果が伺えます。

1位	シワ・たるみ
2位	シミ・くすみ
3位	乾燥肌
4位	毛穴の開き・毛穴のたるみ
5位	お肌のハリ・弾力の低下

　

50年間生きてきた生活習慣や1人ひとりの肌質にもよるとは思いますが、目尻や眉間にシワが刻まれ、フェイスラインの凹みやたるみが気になる方も多いのではありませんか？

今回はシワ・凹みについて原因から日常的に気をつけた方がいい事と美容施術についてお届けいたします。効果的なケアで少しでも自信が持てるお肌を手に入れて、楽しく前向きな日々が送れたらいいですよね？

表情シワとたるみシワ

シワは『表情シワ』と『たるみシワ』に分けることができます。

『表情シワ』は、表情を作るときに顔に出るシワを指します。皮膚は表情筋についているので、表情をつくると表情筋とともに皮膚が動きシワができます。

『たるみシワ』は皮膚の加齢性変化や光老化で皮膚に刻まれたシワです。小ジワや深いシワとして存在し、表情を変えても元には戻らなくなります。無表情でも目視で確認できることが特徴です。

表情ジワはいずれたるみシワになります。刻まれたシワは折り紙の折跡のように伸ばしても、もう消えないシワです。刻まれる前に予防することが大切になります。

＊表情と表情シワの例＊

• びっくり顔による額のシワ（前頭筋）
• 集中時などの眉間のシワ（皺眉筋）
• 笑った時の目尻のシワ（眼輪筋）
• 目頭と鼻にバニースマイルと言われるうさぎの様なシワ（鼻筋、鼻根筋、上唇尾翼挙筋）
• 歯茎が見えてしまうガミースマイル（上唇尾翼挙筋、上唇挙筋、）
• 顎の梅干しシワ（顎筋）

表情シワへの治療

表情シワの治療は、ボツリヌストキシン製剤で表情シワを作る筋肉の収縮を弱めることで、皮膚の動きも緩やかにし、シワの原因を改善します。治療の効果は使用するボツリヌストキシンの単位数と標的にする筋肉によって変わります。

効果の持続は永続的ではなく、2週間後がピークでその後4〜6ヶ月で効果が減弱します。一回の治療では完全にシワが消退するとは限りません。注入は痛みを伴うため、リドカインクリーム塗布による表面麻酔や、クーリングを使用して痛みを軽減してくれます。

たるみシワへの治療

たるみシワの治療は、小ジワや刻まれた深いシワを少しでも薄くし目立ちにくくすることを目的とします。折り紙の折跡が消えないように、シワがゼロになることはないので予防することが大切です。

シワが刻まれてしまう原因である加齢性変化と光老化とは、真皮の膠原繊維やエラスチン、コラーゲンが減少し皮膚が菲薄化や弾力低下をきたすことです。たるみシワの治療は、減ってしまった膠原繊維やエラスチンやコラーゲンを増生させることになります。

ECM製剤による治療

種類	特徴
非架橋ヒアルロン酸 ・アミノ酸 ・ポリヌクレオチド ・ペプチド ・ミネラル・ビタミン	それぞれの成分の特徴をシンプルに反映できる。比較的安価である。
スネコス	アミノ酸・非架橋ヒアルロン酸が含まれており、恒常性を回復させコラーゲンの増生効果がある。
サーモン注射・リジュラン・リジュランI・RMT製剤	サーモンの精巣から抽出されたポリヌクレオチド。自己再生能を上げて細胞再生環境を作る作用がある。目の下に打てる痛みが少ない反面、繰り返す必要がある。
自己血から採取した多血血小板血漿PRP	細胞を修復再生効果がある。自身の血小板なのでアレルギーがないことが特徴。どの部位にも使用可能。採血が必要で、自己の血小板の能力が効果に影響する。
ジュベルック	ポリ乳酸とヒアルロン酸で肌再生スキンブースターとして使用。萎縮性瘢痕に良い適応と言われている。注入時に痛みを感じやすい。
ベビーコラーゲン	人から作られたコラーゲン製剤。色クマ、小じわに効果的。ティアトラフの凹みに良い適応。皮膚に吸収される色クマをゼロにすることは難しい。

細胞外マトリックス（EMC）製剤を細い針で繰り返し皮内（真皮層）に直接注入することで、皮膚にハリが出て刻まれたシワが浅くなり目立ちにくくなります。針を使うので、施術前には麻酔クリームで表面麻酔をします。ダウンタイムに1週間程度の内出血と腫れがある場合があります。

ジュベルック

ジュベルックはポリ乳酸（PDL L A）を主成分とするスキンブースター（注入剤）です。非架橋ヒアルロン酸（肌に潤いを与え、保水力を高める働きを持つ成分）と組み合わせて使用されます。

成分	ジュベルック（ポリ乳酸）	リジュラン（ポリヌクレオチド）
効果	・自己コラーゲン産生促進 ・自然なボリュームアップ ・肌の弾力アップ ・毛穴の引き締め ・ニキビ跡の凸凹改善 ・小じわの改善	・皮膚全体の回復 ・肌構成を正常化し皮膚を充填 ・老化の改善 ・肌の弾力アップ ・水分量のアップ
目的	肌のボリュームアップ・弾力	肌の弾力・潤い・小ジワの改善
回数	3〜4週で３回	2〜3週間隔で４回
持続時間	約1年〜2年	約3ヶ月〜6ヶ月

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸は、体内に自然に存在する物質で特に皮膚、関節、眼球に多く含まれております。主な効果は水分保持する能力です。

＊ヒアルロン酸は化粧品やサプリメント、美容医療、関節治療、点眼薬など様々な形で使用されています。まれに肌に合わない場合やアレルギー反応を起こす可能性もありますので注意が必要です。注射の一番怖い点は血管が詰まって失明することで、年一例は起こっているそうです。

LIZNE　リズネ

リズネとは『一番いい時の肌に生まれ変われる』という意味で名付けられたそうです。ポリヌクレオチドが主な主成分の注射で医師が手打ちします。リジュランは鮭が原料でリズネは鱒が原料で、リズネの方が痛みも紅斑も少ないそうです。

PN　ポリヌクレオチドの働き
線維芽細胞の活性化	ヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチンを生成し、紫外線や物理的にダメージを受けた皮膚の再生を促進します。
血管新生作用の活性化	老化とともに減少していく肌の毛細血管を申請・再生し、皮膚の血流を促進することで、血色を改善します。
抗炎症作用	炎症性の肌ダメージ（肝斑・くすみなど）赤ら顔・赤ニキビなどを鎮静化させ、炎症の起きにくい肌質にします。

表面麻酔をかけていただき15分ほどリクライニングチェアでのんびり待ちます。

この日は、リズネ・ジュベルック・ポテンツァを施行。顔がボコボコですよね！麻酔をかけて頂きましたがほんとに痛い施術です。顔中に注射するんだから痛くないわけないですよね！なんとか我慢できましたが、友人はもうしたくないと言っていました。みなさまは綺麗になるためなら多少の我慢はできますか？女医さんによる施術は、とても丁寧に注射してくださったので内出血は1箇所だけでした。素晴らしい技術力だと思います。

浅い小ジワは紫外線対策や乾燥を防ぎ保湿することでも改善されます。ホームケアで代謝が促進されるレチノールを含む化粧品を使用することもおすすめです。＊ビタミンAの一種であるレチノールは、皮膚のターンオーバーを促進しコラーゲン生成、皮脂分泌抑制効果があります。ターンオーバーが促されることで角膜が薄くなり、紫外線や乾燥などの刺激にも敏感になるため、使用にあたっては他の基礎化粧品との組み合わせを考慮しましょう＊

深いシワにはヒアルロン酸の注入やコラーゲン剤の注入など皮膚充填剤でシワを埋めていく施術が適応になります。

美容機器による治療

シワの治療に用いられる美容機器は、非侵襲的なイオン導入・エレクトロポレーション、侵襲的なダーマペン、ポテンツァなどがあります。

イオン導入・エレクトロポレーションは微弱な電流で真皮層まで美容成分を浸透させ、ハリを出す治療です。

ダーマペンやポテンツァは、皮膚に細かくハリを刺すマイクロニードル治療で、皮膚の治癒過程を利用して肌質の改善を目的としています。

ポテンツァ

ポテンツァは針先からラジオ波（RF)が出ること、針先から薬剤を皮膚に注入できることがダーマペンとは異なります。また、目的ごとに機器の先端に取り付けるチップを選択できるため、シワ治療には薬剤を均一にポンピングする機能を持つチップを使用します。

ECM製剤のポンピング、針先からのラジオ波、ハリを刺すことでの刺激により、真皮層への3つのアプローチをすることで、ハリとシワの治療となります。目の下の小ジワを適応としたチップもあります。

ポテンツァはマイクロニードルからRFが出る治療でしたが、リズネの注射をした後だったからか？痛みは全くと言っていいほどありませんでした。チップは目の前で開封してくださるので安心して受けられました。

お顔の凹み

お顔の凹みは、皮膚、脂肪、筋肉、骨格が萎縮することが要因となり凹凸が影になって見える部分を指します。顔の凹凸には複数の要因があり、治療の方法も変わります。特に顔の中で凹み、影が形成されやすい部位は額、こめかみ、ほうれい線、マリオネットラインです。

部位ごとの凹みの特徴と対処法

額の凹み	額は骨格で眉弓や前頭結節が突出し、額の中央に凹みがある場合があります。筋肉の厚さで眉上に凹みがある方もいます。加齢による脂肪の減少で凹みが生じる場合もあります。
こめかみの凹み	加齢による側頭筋の萎縮、皮下脂肪の減少によって凹むことでこけた、老けた印象を与えます。ヒアルロン酸や脂肪の注入によってボリュームアップすることで凹みを整えます。
ほうれい線	ほうれい線は尾翼から口角にかけてある凹みです。赤ちゃんにもあり表情を作る筋肉の動きによって強調されます。鼻よこの骨（尾翼基部）が後退している骨格では陰影がより深くなります。加齢によって頬部の皮下組織・脂肪が下がりボリュームが移動すること、骨が萎縮することで段差が深くなり陰影が目立つようになります。
マリオネットライン	口角から顎にかけてある凹みです。ほうれい線と繋がっていることもあります。顎部分の骨萎縮も起こりやすい部位です。

凹みの治療法

ヒアルロン酸注入	凹んでいる箇所のボリュームアップを図る方法です。注入する部位と量で仕上がりが違います。製剤によって凝集性、粘弾性、持続時間の違いがあります。
脂肪注入	自身のドナーから脂肪を採取し凹みに注入する方法です。脂肪は一度で定着しないこともあります。
PRP	自己血から生成し、細胞を修正再生させる施術です。繰り返し注入する必要があります。EMC製剤には様々な製剤がありますが、繰り返し注入することでコラーゲン・エラスチン増生効果があります。
ベビーコラーゲン	人から作られたコラーゲン製剤で繰り返し注入することで、コラーゲン生成効果があります。凹みに対して、ボリュームを出すにはヒアルロン酸が最も即効性があります。
ショートスレッド	短く髪の毛よりも細い糸を皮下に入れることでコラーゲンの生成を促します
スレッドリフト	皮下組織を移動させて影感を目立ちにくくします

まとめ

今回は、シワ・凹みケアについてお届けいたしましたが、いかがでしたか？『肌育注射』は正直痛みが伴う施術で、内出血などのダウンタイムも起こる可能性が高いです。リスクを踏まえた上でご自身の肌と向き合い、適切な美容医療を取り入れることで、より輝く毎日が送れる気がします。美容医療に頼るのも効果的でおすすめですが、普段のエイジングに特化したスキンケアを取り入れて、バランスの取れた食生活を送り、十分な睡眠をとるなどの生活習慣の見直しも大切です。また、メイクの方法を工夫するなど上手に取り入れていくことで、年齢を重ねたからこその美しさも表現できるのではないでしょうか？

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引用文献；美容看護師ファーストブック　監修　朝日林太郎

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。レビューが少しでも参考になれば幸いです。