艶のある美しい髪は、その人の顔立ちを引きたて魅力的に見せてくれます。けれもど、お肌同様紫外線や環境・年齢の影響を受けて髪が細く弾力がなくなり、艶やかさが失われパサつきが気になります。それに加えて梅雨時期から夏の湿度が高い時期の髪の毛のうねり問題どうにかしたいですよね?
今回は酸性ストレートをしてきました!
1・髪がパサつく原因と対処法
2・うねり解消法
3・毛髪と頭皮を健やかに保つ方法についてご紹介していきたいと思います。
髪がパサつく原因
- 女性ホルモンの減少
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40歳を過ぎた頃から女性ホルモンは徐々に低下し、更年期に差し掛かる45歳からは一段と低下してしまいます。髪の毛は女性ホルモンの影響を受けるので、髪の毛が痩せて艶やかさが失われます。
- 血行不良
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美容室で頭皮が硬い と言われたことありませんか?その原因は血行不良によるものです。女性ホルモンの低下による動脈硬化と、疲労やストレス・体の冷えなどにより全身の血行不良が起こり、頭皮にも影響します。
肩こりや首のこりも頭皮を硬くする原因ですし、脂っこい食事や偏食を続けることも動脈硬化を進めるので血行不良につながります。
- 頭皮の乾燥
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頭皮が乾燥するとカサカサになりやがて硬い頭皮になります。頭皮が乾燥する原因は洗浄力が強いシャンプーを使うこと・日焼けやエアコンの乾燥した風も頭皮の乾燥を招く原因です。
- 紫外線のダメージ
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紫外線を浴びると、皮膚のコラーゲンやエラスチンが破壊され頭皮のハリや弾力が低下し頭皮が固くなってしまいます。
頭皮が硬いことによるデメリット
- 白髪や抜け毛の原因
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硬い頭皮は血行不良を起こしている状態で、毛細血管まで栄養と酸素が供給できなくなります。栄養と酸素は髪の成長に欠かせないので、健康な髪に成長できずに白髪や抜け毛の原因となります。
- 頭痛や肩こりの原因
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頭皮の血行が悪くなると、首や肩甲骨周りの筋肉が硬くなります。頭皮の硬さが首こりや肩こりを招くだけでなく、肩こりが頭痛の原因になります。
- 顔がたるむ
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頭皮は顔や首とつながっていて、頭皮が硬くなることで顔の皮膚を支える力が弱くなり顔がたるんでしまいます。
お顔のケアをしても顔がたるみ老けて見えるのは硬くなった頭皮によるものかもしれませんね。
硬い頭皮のケア方法
- 美容液で頭皮を保湿
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頭皮用美容液は保湿効果が高く、継続して使うことで頭皮が潤って柔らかくなります。頭皮の乾燥や匂いが気になる方は育毛有効成分配合のものをおすすめします。
入浴後の頭皮が湿っているときに使うと浸透しやすくなります。頭頂部と生え際の分け目に指で押さえながらしっかりと浸透させましょう。
- 頭皮のマッサージ
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血行不良により頭皮が固くなっている場合は、ヘアブラシでマッサージするのが効果的です。ブラッシングをすると頭皮をほぐすだけでなく、眼精疲労や肩こりの軽減も期待できます。
マッサージ方法
1・毛先をほぐし、ブラシを盾にして頭頂部から下に向かってブラッシングします。
2・ブラシを横に持ち耳の下から頭頂部へ下から上へブラッシングします。
3・ブラシの背面を持ちこめかみに当てて円を描くように頭皮をほぐします。
4・頭頂部の生え際から後ろに向かって空気が抜ける程度の圧で頭皮を刺激します。
5・ブラシの柄を軽く持ち、頭皮全体をリズミカルに軽く叩くマッサージをシャンプー前に行うと汚れが落ちやすくなります。
- 育毛剤で頭皮の血行を促進
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育毛剤は頭皮の血行促進効果が高いため、美容液よりも本格的な頭皮ケアができます。
- 紫外線ケア
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日焼けによる乾燥とハリや弾力の低下により頭皮が固くなります。紫外線は皮膚の老化を進めるため帽子やUVスプレー、日傘を使うといいでしょう。また、オイル系のスタイリング剤は髪をコーテイングしてくれるだけでなく、紫外線からも守ってくれます。頭皮が日焼けした場合は美容液で保湿しましょう。
<髪にダメージを与える要因>
熱 | 毛髪は熱に弱く乾いた状態では180℃でタンパク質に変性を起こす。湿度70%で70℃から、湿度97%では55℃から変性を起こす。毛髪が水分を含んでいるとダメージを受けやすいのでドライヤー前にタオルドライが大事! |
摩擦 | 髪を乾かさずに寝ると摩擦でキューティクルが剥がれてしまう。無理なブラッシングも避ける! |
アルカリ | 毛髪はPH4.1〜4.7の弱酸性のため、酸には強いがアルカリ性には弱く、PH12で溶け始めます。ヘアカラーやパーマなどの化学処理をするとアルカリ剤の影響でキューティクルが溶け髪の毛が0.03m m細くなる |
紫外線 | 毛髪にとって紫外線は大敵。キューティクルを構成するタンパク質を変性させダメージが進むと毛髪内部が空洞化する。 |
髪のうねりの原因
髪のうねりの原因は、先天的にくせ毛だった他に加齢やホルモンのバランス・髪のダメージの蓄積などによっても強くなります。日本人の7割はうねりやクセが強く悩んでいると言われています。
ヘアケア製品の見直しや生活習慣の改善・スタイリング剤の工夫などをしてるのもてですが、今回は縮毛矯正をしてもらいに美容室へ伺いました。ところが、美容師さんに勧められたのが酸性ストレート。
縮毛矯正はアルカリ性、酸性ストレートは酸性の製剤を使用してアイロンで髪をストレートにする方法はあり、細くてハリがない髪には、負担の少ない酸性ストレートがおすすめということで、今は髪はサラサラです。
酸性ストレートと縮毛矯正の違い
酸性ストレートとは
1・自然なストレートを実現したい方やダメージを最小限に抑えたい方におすすめです。弱酸性の薬剤を使うのでキューティクルの開きを最小限に抑えられ、自然なストレートになるので人気です。
髪へのダメージが少なく、仕上がりも自然なため、はじめてストレートにする方に適しています。
ただし、クセが強い方は残ることがあるので完全にまっすぐにしたい方は縮毛矯正が適しています。
縮毛矯正とは
クセの強い方におすすめです。髪質を改善し、まっすぐで滑らかな髪に仕上がるので、クセが気になる方や多少のダメージは覚悟でもストレートにしたい方には適しています。
自宅でのアフターケア
酸性ストレートでは、より髪の毛に栄養を与え、潤いを保つことが重要ですので、シャンプー剤の選択やオイル剤の使用をおすすめします。市販のシャンプー剤でも構いませんが、美容師さんのおすすめはCOTA製品(髪に負担をかけないで洗い上げ、保湿成分が多く入っているもの)を選ぶと良いでしょう。トリートメントやヘアパックなどは定期的に行い、髪の毛への栄養補給やダメージの修復を心がけましょう。
縮毛矯正は、24時間髪の毛を濡らさない方がいいです。シャンプーやトリートメントは、縮毛矯正後のダメージを軽減するために開発されたCOTA製品などの特別なものを使用することをおすすめします。
また、髪の毛を乾かす際もドライヤーで根元付近から優しく乾かすことを心がけましょう。
正しいシャンプーの手順と選び方
正しいシャンプーの手順
1・ブラッシング;シャンプー前にブラッシングで頭皮の血行を良くし、髪の絡みとホコリを取り除く
2・予洗い;髪と頭皮をしっかりお湯で洗い流す(予洗いする事で髪や頭皮についたスタイリング剤や皮脂・汚れを落としやすくします)
3・シャンプー;1度目のシャンプーでスタイリング剤や皮脂・汚れをしっかり流す→軽くすすぐ→2度目のシャンプーで髪を洗いながら補修(髪同士の摩擦によるダメージを防ぐためにきめ細かな泡で揉み込み洗い)
4・泡パック;トリートメントコームを使い優しくコーミングしながら補修成分たっぷりの泡で髪全体を覆い、成分を浸透させる
5・すすぎ;シャンプーの泡が消えるまでしっかり丁寧にすすぐ
美容師さんおすすめのシャンプー&リンスです。洗浄力が強すぎると髪の潤いを取りすぎてダメージの原因になるそうです。泡立ちがよく、マンダリンのような良い香りのシャンプー&リンスですので使ってみてください!
1・無印良品シャンプー1490円&リンス1490円
2・プリュスオーのシャンプー1650円&リンス1650円
ホワイトフローラル&ペアーの香りに癒されます!
3・スタイリストのシャンプー&リンス1650円
3種のシャンプーリンスは楽天市場で購入しました。すぐに届けて頂けるので助かります。いづれのシャンプー剤も泡立ちが良くオレンジのようないい香りがして癒されました。サロン独自の泡質と泡立ちの良さをご自宅で体験!スタイリストが洗うあの『心地よさ』と、スタイリングしやすい『うるさら髪へ』
リンス・コンディショナー・トリートメント
シャンプー後のケア製品は、傷んだ毛髪の光沢・感触・質感・扱いやすさなどを改善する目的で使用されます。カチオン型界面活性剤が使われる場合が多く、キューティクル等に吸着して髪を柔らかくして、くし通りをよくする効果があります。髪が痛み、キューティクルが剥がれている部分はカチオン型界面活性剤の吸着量が正常よりも多くなります。
美容師さんおすすめのN.のヘアオイルとヘアミルクです。
SHEA MILKをつけてドライヤーで乾かした後、POLISH OILで仕上げます。
<髪質を向上させるための成分>
ハリ・コシ | 加水分解ケラチン(髪の主成分。ハリ・コシを与える) |
加水分解卵殻膜(ニワトリの卵殻膜由来。強い保護膜を作る) | |
指通り向上 | ジメチコン(合成。代表的なシリコーン油、髪のキューティクルを整えて滑りを良くする) |
ポリクオタニウムー10(合成。ポリマー。静電気防止効果、潤いの皮膜を作る) | |
(キューティクルとキューティクルの間、キューティクルの最表面に油膜を形成) | セテアラミドエチルジエトニウムサクシノイル加水分解エンドウ蛋白|
潤いキープ・つや | コレステロール(細胞間脂質の一種。髪の潤いをキープし、弾力を与える) |
セラミド3(細胞間脂質の一種。髪の潤いをキープ) | |
ジヒドロキシプロピルアルギニンHCI(髪に潤いを与え、まとまりを向上させる) |
ノンシリコンとは『シリコーンオイルが配合されていない』という意味です。シリコーンオイルは、毛髪に皮膜を張って手触りを滑らかにし、摩擦ダメージをを減らすのに有効。
現在の研究によると非常に細かい粒子で洗髪ごとに洗い流されるため、毛穴には詰まらない!
毛髪のトラブルの原因とケア方法
白髪 | 加齢による白髪は個人差があるが30代で増え始める。 遺伝により白髪ができやすい場合は10代でも増える。 ストレス・薬の副作用・栄養不良などが原因。 | マッサージで頭皮の血行を促進。 毛根の色素形成細胞を刺激。 | メラニン色素を失った状態なので
パサつき 切れ毛 | 無理なブラッシングとブローでキューティクルが剥がれる。 パーマやカラーの薬剤で髪内部のタンパク質が溶け出す。 紫外線や乾燥の影響で水分を失った場合も起こりやすい。 | 丁寧に扱う。 しっとりタイプのトリートメントで 潤いを与える。 撥水性が得られるヘアコート剤で保護。 | キューティクルを傷つけないように
フケ かゆみ | 頭皮は皮脂の分泌が多く皮脂や整髪料等の汚れが溜まりやすい。 雑菌が繁殖しやすくフケ・かゆみの原因 ストレスで皮脂の分泌が増える。 思春期はターンオーバーが活発なのでフケが出やすい。 | 頭皮が脂っぽい場合は引き締め効果のあ ヘアトニックなどで地肌をスッキリ整える。 乾燥している場合は水分と油分の補う。 | シャンプー時は髪と頭皮をしっかり揉み洗いしすすぎはしっかりと。
薄毛について
これが抜け毛が始まるサイン
- 頭皮が硬くなった
- 髪の毛にハリやコシが無くなった
- かゆみやフケが増えた
- 抜け毛が多くなった
- 抜け毛の中に短い毛が多い
薄毛とは髪の毛自体が細く、本数が少ないなどの理由で髪が薄く見える状態のことです。男性に多くもいられる症状ですが、女性の薄毛も増えています。日常のケアで抜け毛を防ぎ、いつまでも若々しさがキープできるといいですよね!
男性型脱毛症の原因
1・男性ホルモンの影響;毛根が持っているエネルギー産生や発毛の機能低下でうぶ毛になる
2・遺伝;男性ホルモンの影響を受けやすい体質
3・ストレス;自律神経が不安定になり血行が悪くなり栄養が毛根まで届かず細くなったり脱毛する
4・血行不良;栄養が毛根へ運ばれず、脱毛の原因に。低体温・冷え性・貧血なども問題。
5・頭皮の汚れ;フケや皮脂汚れは毛孔に溜まりやすく、紫外線や細菌・カラーリングなどで酸化され炎症を起こし毛母細胞の死を誘発し脱毛する。
女性型脱毛
女性型脱毛は局所ではなく全体的に薄くなります。老化、ダイエット、ストレス、女性ホルモンの減少、冷え性、低体温、過剰な洗髪などが原因で、一般的に40代から始まり、220本/1cm→160本/cmに低下。太さも85μmが70μm⇩
まつ毛の脱毛周期
まつ毛のヘアサイクルは1サイクルが3〜5ヶ月で、成長期が4週間、休止期が4ヶ月。
まつ毛の伸長速度は1日約0.1〜0.08mm 1ヶ月で約3cm〜5.4cmしか伸びません。
脱毛抑制 | 抗男性ホルモン剤 | 医薬品:AGA薬(フィナステリド)脱毛スイッチが入るのを阻止・脱毛抑制 |
育毛 | 血行促進系 (血流促進し 栄養を供給) | 医薬品:塩化カルプロニウム(血管拡張させ血流量増大・育毛促進) ビタミンE誘導体、センブリエキス(末梢血管拡張して血行促進) Tフラバノン(毛髪退行期へ移行させるTGF-βの量を減らし毛成長)促進 | 医薬品:ミノキシジル(毛乳頭を刺激し毛母細胞の増殖促進)
毛包賦活系 (毛母細胞などを 活性化) | パントテニールエチルエーテル(ビタミンB5誘導体;発毛に必要な酵素を活性化) ヒノキチオール(抗炎症作用・新陳代謝活性作用・殺菌作用) アデノシン(毛乳頭の奥深くに浸透し発毛促進因子) | ペンタデカン、ペンタデカンサングリセリド(休止期の毛乳頭を刺激し発毛促進)|
その他 | フケ改善 | ミコナゾール硝酸塩(フケの元になるカビの繁殖を防ぐ) ピロクトンオラミン(殺菌作用や頭皮の皮脂分泌を抑える) | ジンクピリチオン(抗菌防カビ作用。雑菌の繁殖を防ぐ)
かゆみ改善 | グリチルリチン酸ジカリウム(消炎作用があり頭皮の肌荒れを防ぐ) | アラントイン(消炎作用があり頭皮の汚れを防ぐ。医薬品の創傷治療剤
最後に
今回は髪がパサつく原因と対処法・うねり解消に酸性ストレート、毛髪と頭皮を健やかに保つ方法についてお話ししました。酸性ストレートをしてから1ヶ月経ちましたが、正直なところ毛先はパサつきます。美容師さんによると洗浄効果の高すぎるシャンプー剤は髪にダメージを与えて、パサつき・うねりの原因になるので泡立ちの良いシャンんプー剤で優しく洗うことが大事だと言っていました。
髪はタンパク質でできていて、酸性のお手入れが良い事、薄毛にならない様に日々頭皮ケアと栄養補給が大切なことが分かっていただけたら幸いです。頭皮ケアだけでなく、バランスの良い食事と睡眠・基礎代謝を上げて冷えを防ぐ為にも普段から運動する事が大事になります。
アンチエイジング〜加齢に抗いつつ、いつまでも清々しく健康で楽しい日々を送りましょう🌷
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